<教師の質を維持する取り組み>
学力を伸ばすためには、生徒自身が「やる気」を持つことが必要です。それを引き出すカギとなるのが、先生の「熱意」と生徒との「信頼関係」。
こうゆうかんでは、教師の採用に際して、
生徒に「熱く語りかける」積極性があるか？
子供から信頼されるだけの人間性を備えているか？
これらの点を重視しているそうです。
新人教師として採用されても、すぐに授業を担当できるわけではありません。入社後研修を通じて、あいさつや発声のしかた、生徒を飽きさせない授業の進め方など、プロ教師として必要な技術を学びます。模擬授業を行った結果、一定のレベルに達したと認められた人だけが、こうゆうかんの先生として指導することができるようです。
<夏冬恒例のホテル合宿>
小学６年生と中学３年生の受験生を対象として毎年夏休みと冬休みに開催されるのが、こうゆうかんの「名物合宿」です。複数のホテルを借り切って、１日１０時間をかけて集中的に勉強します。単元ごとの自主学習と、「確認テスト」と呼ばれる小試験をくり返し、合格したプリントの枚数によってどんどん席順を入れ替える。
このようにあえて厳しいルールを定めて競争させることで、生徒のモチベーションを高めているそうです。
この合宿の指導を行うのは、教師だけではありません。
こうゆうかんの卒業生が「リーダー」として個別指導にあたります。先輩たちがハチマキをしめて会場の中を巡回。テストに合格したら生徒とハイタッチをして共によろこび、不合格になった場合は間違ったところを教えてくれます。同じ塾で育ったＯＢによる熱のこもった指導を受けられる点が、参加者からも評価されているようです。
合宿の最後を飾るのが、「もうこ」と呼ばれる、こうゆうかん独特のかけ声。
「絶対合格するぞ－！」とみんな大きな声で一斉に叫び、入試へ向けてやる気をふるいたたせているようです。
