ⅲ)プリントが終わったら講師が採点。間違えた問題はアドバイスを受けながら、100点になるまで徹底的に解きなおします。同時に採点が終わった宿題も返却され、そちらも同じように直します。
一人ひとりの学力に合ったプリントのため、無理なく修正ができるようです。また少人数制のクラスですので、理解が足りないところがあれば個別にヒントやアドバイスをもらうことが可能です。
ⅳ)プリントと並行して、1人5~10分のコンピュータ学習をおこないます。プリントの内容と関連した単元を、70を超える学習ソフトの中から選択。図形問題や英語のヒアリングなど、プリントでは難しい問題に取り組むことができます。また漢字や計算などの反復トレーニングも、ゲーム感覚で楽しく実践できるようです。
■自分のペースでステップアップ
スタッド学習教室では、1人で席に座ることができて、鉛筆を持てるようになった時から入塾できるようです。無学年制のため、プリントは幼児用から高校生用まで幅広く用意されており、それぞれの習熟度に応じた内容からスタートします。
小学生の教材を修了すれば中学生の教材へ、中学生の教材を修了すれば続けて高校生用の教材へと進みます。努力次第でどんどん先取り学習ができるのがスタッド学習教室の特徴です。
■こだわりの教材
◆着実に理解を深める、スモールステップ方式
既存の市販教材は、どれもコンパクトにまとめられ過ぎているため、子どもによっては完全に理解できないまま先へ進まなければいけない、とスタッド学習教室は考えています。理解不足がどんどん雪だるま式に増えてしまうと、気づいた時にはどこが分からないのかすら分からない、という状況になりがちです。
スタッド学習教室の教材は、スモールステップ方式を採用。1つひとつの単元をじっくりと消化できるように作られているようです。そして子どもたちがクリアするまで、講師は「待つ」ことをモットーとしています。
現在の学校や進学塾では、システム的または時間的にも、すべての子どもの習熟を待っていられないのが現状ですが、スタッド学習教室では無理に進度を速める必要はなく、その子のペースを尊重することを大切にしているようです。
◆テストらしさをなくした「楽しめる」教材
さらに市販教材と異なるのは、スタッド学習教室のプリントでは「いかにもテスト」といった堅苦しさを極力排除している点です。たとえば通常の英語の長文問題では、ストーリーの内容ではなく、文法や穴埋め問題を解かせることが目的となっています。しかしスタッド学習教室では、子どもたちに物語そのものを楽しんでもらうことを重視しているようです。
そのため、内容的にも子どもの興味をひくような文章を厳選しています。英語であっても国語であっても、楽しければ子どもは意欲的に読むためです。
音声や映像を豊富に用いたソフトによるコンピュータ学習も加わることで、子どもたちはさらに楽しみながら理解を深めていくようです。
◆プリントの選び方
子どもたちに与えるプリントの内容や量は、学力はもちろん、その子の集中力や興味の対象までを考慮した上で決定されます。難しすぎても易しすぎても、チャレンジしようという気持ちが失われてしまうため、講師が一人ひとりをじっくりと見極めながらさじ加減をはかるようです。
「このレベルなら、この子はがんばれば解ける」というプリントを与えるように心がけているのがうかがえます。
■自分で立てる学習プラン
スタッド学習教室では月に1回、講師と生徒がともに学習状況をチェックしながら、今後の学習プランを立てる「生徒懇談会」を実施しています。また、過去1ヵ月の学習の様子と、今後の計画をまとめた「アドベンチャーレコード」も手渡されます。
生徒がみずから学習計画の作成に参加することで、自分の目標を明確に把握することができ、自主性や計画性を身につけることができるようです。