<「親代わり」の情熱的な講師たち>
講師の9割以上が専任で、勤続数十年のベテランも珍しくありません。経験に甘んじることなく、定期的な勉強会では新人講師とともに腕を磨いているようです。
採用には厳しい基準が設けられ、指導力のみならず「人間力」が重視されます。「親のつもりで面倒をみよ」が、若松塾の精神です。良いところは大いにほめ、必要な時には親のように叱れる存在を目指しています。今では希少ともいえる教育方針ですからこそ、保護者から厚い信頼を得ているようです。
<健全な心をはぐくむ、若松式イベントの数々>
毎年夏、2泊3日の「中3太尾キャンプ」は、創業2年目からの伝統行事です。その他、春と秋の遠足、「オリックス若松塾DAY」、新入生の歓迎セレモニーや卒業式など、他に類を見ないような、多くのイベントが開催されています。
その背景には「勉強だけできる子どもにしたくない」という、若松塾の強い思いがあります。
「知識を詰め込むだけではなく、バランスのとれた人間になってほしい」
それが長年変わらない教育理念です。行事は強制ではありませんが、勉強とのメリハリをつけるためにも、積極的な参加を呼びかけているようです。
<子どもを守る、徹底した安全体制>
生徒が安心して通えるよう、若松塾ではさまざまな対策をおこなっています。塾バスでの送迎は、1965年から開始。帰りも自宅近くまで送り届けるため、保護者から「夜遅くなっても安心」と高く評価されています。登下校時には、校舎前で出迎えと見送りも実施しています。また防犯ブザーの設置や、スタッフがつねに自習室を見回るなど、子どもたちの安全には最大限に配慮しているようです。
登下校を保護者にメールで通知するシステムも、順次開始中です。
<仲間はライバル。向上心を引き出す工夫>
イベントなどの交流で、たくさんの仲間ができる若松塾では、同時に勉強のモチベーションを高めるための対策をとっています。たとえば、塾内模試の成績優秀者は、ポスターや会報誌で大々的に発表され、1位の生徒には表彰状が贈られます。クラスも成績によって分けられ、努力次第でハイクラスに移動できるようになっています。
学校では近年、競争が避けられる傾向にある中、こうしたシステムは良い意味でのライバル意識を目覚めさせ、子どもたちのやる気を刺激するようです。
遊ぶときは思い切り遊び、勉強となれば目の色が変わる。そんなけじめある子どもの育成に力を入れているのがうかがえます。
若松塾の特長