国大Ｑゼミは、神奈川県内で１７校を展開している学習塾です。少人数のグループ指導を基本の授業スタイルにしています。運営しているのは、横浜市に本拠を置く株式会社理究。「０才からの生涯教育」をかかげ、学習塾を中心に幼児教育や保育園経営などを行っています。
<自分で学ぶ姿勢を身につける>
「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く」
それが国大Ｑゼミの指導理念です。
子供がわからないことをかみ砕いて、わかりやすく教え、深く理解するよう導き、「おもしろい」と感じさせる。それにより生徒が自ら興味を持って学ぶようになることを目指しています。
授業を通じて子供の興味を刺激するために、国大Ｑゼミは教育心理学に基づいた高品質な教材とカリキュラムの開発にも取り組んでいるようです。
<全員に目配りできる、小さなクラス>
定員８名から３０名までの少人数クラス制を採用しています。生徒みんなの表情に気を配り、質問に時間をかけて答えたりするためです。ただ座って説明を聞くだけではなく、講師と生徒が積極的にやりとりする「キャッチボール方式」が、国大Ｑゼミの授業スタイル。「１人１人のがんばり」を評価し、「１人１人の小さなつまずき」に気づいてあげることを大切にしています。
<ライバルの存在がモチベーションアップに>
子供たちのやる気を自然に引き出す環境作りも重視しています。国大Ｑゼミでは、「習熟度別クラス編成」を採用。できるだけ近いレベルの学力の生徒同士でクラスを作ることで、適度な競争が生まれます。お互いを刺激し合うことで、学習意欲を引き上げるという効果が生まれるようです。
入塾時のテスト結果で最初のクラス分けを行います。その後年４回、「公開組分けテスト」「学力判定テスト」などの結果に応じてメンバーを入れ替えるのが原則です。
テストの点数のみで機械的にクラス編成をしてしまっては、子供のモチベーションを下げる可能性もあります。そこでＱゼミでは、試験結果だけでなく、授業での学習態度や意欲も加味してクラス分けを行い、生徒の意欲をそがないように注意しているようです。
<担任講師が生徒１人１人をサポート>
生徒には、全員に担任がつきます。子供のやる気を引き出しながら学習させるために、国大Ｑゼミ講師には次の４つの役割が求められます。
・動機付け（Motivate）子供の状況を把握し、勇気づけ、励ます
・目標設定（Advise）どんな自分になりたいかを問いかけ、ゴールを決める
・計画立案（Plan）具体的にどう学習を進めるか計画を立てる
・学習指導（Study）目標達成に向けて着実に成績向上させる
これら４つの英単語の頭文字をとって、「MAP’s」制度と呼ばれています。担任として果たすべき役割を明確にすることで、講師が強い責任感を持って指導するようになる。それが国大Ｑゼミのねらいのようです。
<生徒の学習状況を細かく記録>
テストの点数は、子供の学習指導や進路指導に重要です。しかし、「数字にならないデータ」をも国大Ｑゼミは重要視しています。「IC（Individual Check）」と呼ばれる記録帳に、講師が各生徒の授業中の態度やテスト結果、習熟度などを詳細に記録。塾長と講師が相談しながら、１人１人の生徒に最適な指導方法を検討しているそうです。
