＜思考力を高める言語教育＞
人間が論理的に物事を考えるときは頭の中で言葉を使って考えを整理しています。効率的に考えることができるかどうかは「言語力」に左右されると数教研は考えています。そのため、算数・数学の学力を伸ばすためにも言語教育に力を入れているようです。
■国語と英語を統合して学習
数教研では国語と英語を「言語」をいう１つのくくりで指導します。
最も力を入れている「文法」の理解には、２つの言語を比較対照させながら教えることが役立つようです。小学高学年では日本語のしくみを土台に英文法の基礎レベルを指導。中学生では日本語文法を教えながら、よりレベルの高い英文法と比較しつつ授業を進めています。
■文法指導に徹した教材
数教研の言語授業は数学と同様に定期試験対策や受験対策を一切行いません。問題の解き方ではなく常識的な文法を身につけさせることを目標としているからです。
国語の教材にある設問は非常にシンプルなもの。ほとんどが文の穴埋め問題で、簡単過ぎるのではないかと心配する保護者もいるようです。数教研はあえて普段何気なく使っているような言葉を使った問題を解かせて、「正しい日本語」を習得させるのに焦点を絞っているようです。
