受講時期：2006年(平成18)以前 |
受験の親子泣き笑い 中学受験のために通学を決めたのだが、受験の決定が遅かったのでなるべく早く取り掛からせたかった。他塾より受講開始が一か月早かったし、何より入塾テストに何とか合格できたのが入塾の決め手になった。それ以前に、他塾で入塾テストを受けたが不合格だっただけにとてもうれしかったのを思い出す。息子はほかの子供から浮いたところがあり、小さい頃から疎まれる存在だった。学力もそれほどなく、常に不安がつきまとった。通学を始めた塾は全国大手のところだったが、当時地元に進出してきたばかりでまだアットホームな感じに好感が持てた。ただハイレベルな内容だったしカリキュラムも厳しかったので息子にはきつい思いをさせてしまったろうと思う。実際、何度もくじけそうになり、押し迫った頃には「やめたい」と訴えてきたことがある。でも叱咤激励しながら何とか続けられたのは、やっぱり塾の先生方のおかげだったと思う。最後の砦の受験の時、お世話になった先生が息子を抱え込むようにして激励してくださったことが何よりもうれしかった記憶だ。親子共々、出来が悪いがゆえに大変きつい経験だったが、やっぱり塾の存在と役割は多大だと思う。勉強は言うに及ばず、全体的なバックアップが望まれる。塾のやり方一つで子どもはどんどん変わっていくからだ。そこに醍醐味があるし、社会貢献があると思う。不出来な息子を持った一人の親として、今も塾への感謝を忘れていない。 |
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